第2回目のアーティストは、サカナクションの山口一郎。6月19日にニューアルバム『834.194』のリリースを控えるなか、山口は、愛知県蒲郡市で開催された野外イベント『森、道、市場2019』にいた。国内で大きなブームと
なりつつあるサウナ。会場内に「テント型のサウナ」を設営し、音楽を聴きながら観客たちに楽しんでもらう「音楽とサウナの融合体験」を提供した「NF #12-Sauna Camp-」。番組は、このイベントをプロデュースする山口の一日に密着した。

北海道・小樽市出身の山口が、自身の音楽のルーツについても語る。音楽好きの両親が
喫茶店を営んでいたこともあり、幼いころから音楽に触れあってきた。だが、「音楽よりも先に文学だった」と言う。様々な文章に触れて、その美しい言葉に感動。友人たちに共感
してほしいと願うも、叶わず孤独を感じていた。そんな時、同級生の男子がある歌を
口ずさんだ。言葉には興味を示さない友人たちが、その歌を瞬間的に覚えたことで「自分が美しいと思った言葉を音楽にすると、みんなに覚えてもらえるのかな、と思ったところから音楽を始めた」と振り返る。
そんな山口が音楽的に大きな影響を受けたというのはフォークソング。
「喫茶店に来ていた流しのミュージシャンで友部正人さんという方がいて、友部さんが歌う曲に感動したんです。子供だから大人が真剣に歌っている姿を見て、恥ずかしいっていう
気持ちにもなったんですけど、生で見た時に、『大人が大人を感動させようとしている』っていう、リアルに僕は憧れました」と、フォークソングの大御所との出会いについても
明かした。

さらに、高校時代は「みんなが『好き』という音楽を『好きと言いたくない』というか、どこか違うところで、自分の好きなものを探そうという性質だった」とも。しかし、いまのサカナクションは音楽シーンを代表する“メジャー”バンドになった。そのことに
「高校時代の自分が見たら、たぶん、自分たちのことは聴かないだろうなって。そういう
立場になったことに気づいたんです」と語る。

そして、今、山口の中にはどんな思いがあるのか。

後日、彼のプライベートスタジオにて改めてインタビューを行い、さらに深く、音楽に
対しての思いを聞いた。さらに、音楽活動にとどまらず、様々なカルチャーと
クロスオーバーした活動を精力的に行う山口が「注視している」という若手アーティストについても取材。「チャートだけじゃない音楽がある」という彼が見つめる、いまの音楽
シーンが垣間見えるドキュメントとなった。

番組の最後、「山口一郎にとって音楽とは?」という問いに対して、彼が出した答えとは…。
オフィシャルサイト:https://www.fujitv.co.jp/hito-to-ongaku/

おすすめの記事